女性管理職比率目標と「送り迎えパパ」の頑張り

   今日から6月、Juneである。Juneと言えば、“June Bride”と言って、かつてはわざわざ6月に結婚式を挙げたがる女性もいたほどであるが、今では「できちゃった婚」も大いにありなので、June Brideという言葉も死語になってしまったようである。

  女性に関する言葉で死語と言えば、何と言っても“stewardess”ではないか(?)「スッチー」なる愛称(略称?)まで生まれ、女の子の「あこがれの職業」の上位常連組で、タレントやスポーツ選手が何故か結婚したがるのであった。しかし、何が原因かは知らないが、今では“cabin attendant”と呼ばれるようになり(自称するようになり)、全く使われなくなってしまった。因みに、英語的には、flight attendantの方が正しいかもしれない。

 余りに古過ぎて、使ったことがある人の方が少ないかも知れないが、働く女性を指す言葉としてOL(オフィス・レディ)という和製英語が50年前に現われるまで使われていたのがBG(ビジネス・ガール)である。何でも「商売女」の意味があるとかで使うのを止めることになったらしい。今では完全なる死語である。

 そのOLという言葉ですら今や死語と化しているぐらい女性の社会進出は進み、かつては結婚退職までの「腰かけ」と揶揄された働く女性の平均勤続年数も10年近くまで上がってきた。1986年の男女雇用平等法がきっかけとなり、その後出産休暇制度が充実したり、「育児休暇制度」が導入されたりして、「腰かけ」なんかじゃなくて本気で働く女性の数が増えたのであろう。

 働く女性と言えば保育園が必須。かつては保育園の送り迎えは女性が主であったが、昨今は送り迎えパパも多いようである。企業の「女性管理職比率目標」も、実は保育園数の充実や「送り迎えパパ」の頑張りがなければ、出生率の減少につながってしまうリスクが大いにあることには注意と配慮が必要であろう。

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